下流、中流、上流

下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

下流!出た!下流出た!下流出た!これ!というような印象でつい買ってしまった。
ただひたすらに軽く、統計的価値もないがこれはこれで階層社会現象を消費する行動の成れの果てかとも思う。
実際日本に「下流」なんていませんよ。相対的に下流であるという意識だけがある。
この本でファミレスも下流の象徴のように扱われるがファミレスの食事は実に贅沢なものだ。例えば、日米のデニーズのホームページを比べてみればよい。
しかし今日の夕刊フジで、先日の米国産牛肉の輸入解禁措置に触れて、「上流は安全な和牛を食べ、下流は危険な米国産牛を食べることを余儀なくされる」というような内容で小泉を批判する発言があったが、こういう事実誤認も甚だしく、しかも差別的な発言を弄する輩に悪用されるのが近年の階層社会論なのだ。

しかし、どうもこの本によると私はLOHASらしい。ようわからんわほんま。

<ちょっと修正しました。原文はこちらを>